オンデマンドアパレル ソリューション

オンデマンドアパレルで余剰生産/廃棄ロスをなくし
SDGsを実現します

オンデマンドアパレル ソリューションとは?

オンデマンドアパレルは、完成在庫を最小限にとどめ、いつでも追加生産できる無地在庫を保有する考え方です。

完成在庫が一定数を下回った場合や、消費者からのオーダーをトリガーとして、一定量を追加生産するという運用になります。 完成在庫を極小化することで在庫管理コストを劇的に削減できるほか、消費者のニーズにすぐに応えられ、企画から製造までのリードタイムが限りなくゼロに近づきます。

また、プリントや刺繍といった消費者自身がカスタマイズするサービスを提供することも可能で、多様化する消費者ニーズに応えることや、体験型サービスを提供することも可能になります。 ギフトやユニフォームなどの新しい市場の獲得や、ブランドロイヤルティーを高めることへも貢献するのではないかと考えています。

アパレル業界の各種課題へのソリューション オンデマンドアパレル

アパレル業界の課題アパレル業界の課題

余剰生産/廃棄ロスの削減

SDGsでは”つくる責任/つかう責任”が目標の一つとなっていますが、アパレル業界では余剰生産/廃棄ロスを解決することが再注力課題になっています。 オンデマンドアパレルの導入により、完成在庫が極小化され余剰生産/廃棄ロスがなくなります。 在庫処分による値崩れ/ブランド価値の棄損もなくなります。 在庫管理コストも劇的に削減されます。

アパレル業界におけるDX

業界ではECシフト、AI等のツールの導入等が進んでいます。オンデマンドアパレルは各種プロセスにITソリューションを活用します。 どのように売るのか、何を売るのか、無地在庫管理、生産管理、消費者からのオーダー等、マーケティングからロジスティクスまで包括的なDXが推進されます。 在庫があるから売らなければいけない という働き方から、お客様が望むもの、売りたいものを売ることに経営資源集中する新しい働き方へのシフトが実現できます。

自分らしさを求めて多様化する消費者のニーズ

消費者のニーズは多様化しており、ニーズに応えるには、タイムリーに企画/販売し、消費者が必要なアイテムのみ生産するオンデマンドアパレルが有効に機能します。 一方で、生産コストは大量生産モデルの方が優れます。 確実に売れるベーシックなアイテムは大量生産し、自分らしさを求めるアイテムはオンデマンドアパレルを活用していくハイブリッド型フローが必要になってきています。 また、消費者自身がメッセージ入力等カスタマイズするサービスでは、一点もののアイテムを入手することができます。

ソーシャルマーケティング

アパレルは消費者がinstagram等で情報発信するためのツールにもなってきています。 アパレル企業にとっても、マーケティングツールとしてソーシャルマーケティングはより強化することが必要になっています。 多様なアイテムに対応できるオンデマンドアパレルは消費者の自己表現を強力にサポートすることが可能です。

新しいマーケットの開拓

オンデマンドアパレルでは、WEB上でカスタマイズする体験型サービスの実現が可能です。 プライベートなメッセージ等によるギフトマーケットへも展開できます。 法人需要として、各ショップ/施設/チーム等の中小ロットユニフォームへのニーズにも応えることが可能です。 海外生産に比べて1点あたりの製造単価は上がります。

オンデマンドアパレルのフロー

オンデマンドアパレルのフローオンデマンドアパレルのフロー

海外生産がメインの標準的なフローでは企画開始から販売まで半年以上の期間を必要とします。 1点あたりの単価を抑えるべく発注量を高めており、業界全体では多数がSALEに回り、その後各種流通経路で在庫処分されていきます。

オンデマンドアパレルでは事前に無地在庫を選定/確保してあれば、企画から販売までのリードタイムを事実上0にすることも可能です。 WEB等での受注/生産/出荷であれば、この瞬間に企画したものを即時販売することも可能です。

販売後は、必要に応じて追加生産をしていくことになります。 加工方法や、消費者直送/店舗配送の区分と、マーケティング実績/計画に連動した、追加生産を行っていきます。

少量だが安定的に販売できる商品であれば、定量発注方式(発注点ベース)で完全自動化が可能です。加工方法によって製造単価のバランスの最適なポイントに発注点を定め、定量を自動的に発注するモデルです。 インクジェットプリント等の製造スケールがあまり効かない加工方法のアイテムをWEBで販売する場合は、受注後に1点から製造/出荷を行うことも可能です。こちらは事実上完成在庫が0となります。ドロップシッピングサービスへも適用も可能です。

収益構造イメージ

アパレル収益構造モデルアパレル収益構造モデル

商品/流通形態によって収益構造は大きく異なりますが3パターンのイメージを比較してみました。

”大量生産 正価販売”では期待した高収益が実現できます。 ただし、通常の大量生産では全体の半数以上のアイテムに対して値引/在庫処分コストが発生します。

”大量生産 トータル”には、値引/在庫処分コストを加味したイメージにしています。 業界全体としては、こういった構造になっているのではないかと思われます。

“オンデマンドアパレル”では無地ボディのみを事前に確保し、最適なタイミングでオンデマンド製造コストが発生します。無地ボディ+オンデマンド製造コストは、直近急速に低下しつつありますが大量生産モデルよりもコスト増になります。 一方で、値引/在庫処分コストを抑えられます。

高収益が期待できる大量生産モデルの正価販売にオンデマンドアパレルを加えることで、最適なバランスでのアイテム展開が可能になります。