Tシャツプリント方法 貼る(転写その5)
Tシャツにプリントする転写の方法の中でカッティングマシンでカットするだけでプリントする方法があります。
あらかじめ色の付いたシートをカッティングマシンでカットし、カットしたものを熱で転写します。
カッティングマシンが無いころは熱ペンを使って自分でカットしたりハサミで切っていました。
この方法は、古くからスポーツ業界では広く採用されている方法です。
個人名やゼッケン番号など人によって別々のプリントをする場合では以前はこの方法が最適でした。
野球では裏面に熱で貼り付くバインダーが付いた生地を貼り
サッカーやバスケットボールではラバーシートをカットして貼り
バレーボールではフロッキーシート(植毛)をカットして貼っていました。
1色ごとに転写プリントするため多色には手間がかかり不向きですが
摩擦などの耐久性がもっとも高く作業服などにも多く採用されています。
ただスポーツユニフォームではゼッケンを貼る事で違和感もあるため材料はどんどん薄くなり
違和感の少ないシートが出てきたり、大型昇華プリンターの発売により生地にまるごと昇華プリントをして
後で縫製するオリジナルユニフォームを作る会社も増えつつあります。
この場合では違和感もありませんが納期が長いのがデメリットです。