Tシャツプリント方法 貼る(転写その1)
Tシャツにプリントする方法の中で「貼る」は圧着もしくは転写と呼び、何らかのシートを貼るか移すことを指します。
貼るものは転写紙や圧着シートとか転写シートもしくは圧着フィルム・転写フィルムと呼んでいます。
参考までにJIS規格では0.25mm未満をフィルム、それより厚いものをシートとしていますが、一般には硬くて厚いものをシート、薄くて軟らかいものをフィルムと呼びますが厳密ではないようです。
圧着と転写の区別は、貼る場合と別のものに移すで分けますがここでは転写の呼び方にします。
まずは転写シートに、どの方法で印刷するか、どの素材に貼るかによってシートの種類や仕上がりが変わります。
貼る方法は以前は活性剤を使って転写する方法もありましたが熱転写が一般的です。
1.スクリーン印刷で作る方法
2.レーザープリンターで作る方法
3.レーザープリンター+スクリーン印刷で作る方法
4.インクジェットプリンターで作る方法
1.スクリーン印刷で作る方法
転写用インクを使いシルクスクリーン印刷で紙に刷ったりシートに刷ります。
版代がかかることと色数に応じて版を作る必要があるため、少ない数量や色数が増えると高くつきます。
古くからある手法で、アメリカではこういった手法でデザインがプリントされた転写紙を販売する会社が
多数ありました。
今でもebayではビンテージデザインのシートが出品されておりレア物は高値で取引きされています。
紙にシルクスクリーン印刷する場合は、バキュームで紙を固定できる専用の機械があります。
フィルムに印刷する場合では使用するインクや表面の膜により耐久性の高いシートや伸縮性の高いシート、特殊な表現のシートを作ることができ枚数の多いユニフォームやスポーツウェアのマークなどに多く使われています。
ワンポイントのマークを大量にプリントする場合に向いています。