3Dプリンター販売代理店契約
SAILNER社の3Dプリンターの日本国内の販売代理店契約を締結しました。
SAILNER社は、中国の上場企業Ninestarのグループ会社で半導体チップの製造や、レーザープリンターやプリンター消耗品を製造する会社の事業の一つです。
半導体チップの開発から3Dプリンターに応用し2015年フルカラーの3Dプリンターを発売し、医療業界、工業製品、工芸品など様々な分野で活用され2022年にはフィギュア制作に適した機種を発売し中国国内だけでなく技術や品質が認められグローバルでも急拡大しています。
SAILNER社は3Dプリント技術の研究開発だけでなく、データ取り込み装置や生成技術を含め3Dプリンティング全体のソリューション提供しており、フィギュア用の3Dプリンターでは専用のスキャニングシステムとセットにすることで、高速でデータ処理を行い高品質のフィギュアを出力することができます。
また、眼鏡用の3Dプリンターでは、顔全体を立体スキャニングすることで顔の形や鼻の高さ耳の位置などを正確に計測し個人に合った眼鏡を作ることができます。
実際に自分の顔をスキャニングしたサングラスを作りましたが、今までの眼鏡とはフィット感が格段に違うと実感しています。
イメージマジックとして今まで3Dプリンターはオンデマンドに適していながら参入は避けてきました。いろいろな人から3Dプリンターはやらないのかと何度も質問されてきましたが3Dプリンターの印刷は長時間自動で印刷しどの会社でも同じプリンターを買えば同じ原価になり差別化がしにくいと判断し参入を見送ってきました。
今回SAILNERと契約することになったのは
・他社の3Dプリンターよりも圧倒的にデータ作成に優位性がある
・プリンターだけでなくスキャニング技術に力を入れビジネスモデルを作り上げているメーカーである事
・他社3Dプリンターよりも色の再現性や仕上がりの評価が高い事
・次世代の3Dプリンターの開発に莫大な投資を行っている会社で今後にも期待が持てる
・私たちの事業でもあるオンデマンド生産に向いている
などです。
なお、実機は新たに五反田にショールームを開設し設置する予定です。