熱圧着機メーカーの倒産

熱プレス器のメーカーが破産手続き開始。

以前、奥野電器産業という電熱器メーカーがあった、ここを救済？吸収したのが今回倒産したアサヒ繊維機械。

もともと日本の電熱器は性能が良く、壊れないから買い替え需要もなくなり倒産してしまう。当時、奥野電器もその1社と言われていた。

今思えばそんな事だけで倒産してしまうはずはない。壊れないから買い替え需要が少ない事は間違いない。中国の安価な熱プレス機が出てきたこともダメージを受けているでしょう。でも、これはどの産業でも同じ事。

現時点アサヒ繊維機械の倒産理由も開示されていないため詳細はよくわからないが、
ユーザーと向き合って情報を入手し新しい需要を開拓したり新しい機器の開発を行わなかった会社は確実に衰退していくと思っている。

イメージマジックでは、アサヒのプレス機も持っているし、別の日本のメーカーのプレス機も何台も持っている。中国製の安価なプレス機も大量にある。イタリア製、アメリカ製、フランス製のプレス機を何台も保有している。

その中で時代のニーズに合った新しいプレス機をいち早く市場に投入しているのは圧倒的にフランスのプレス機だ。ここにはこういうのが欲しかったという機械が沢山ある。
それでももっとこういうプレス機があったら欲しいと思う物はまだまだある。

これら海外から購入した沢山のプレス機が、もし日本のメーカーでも作っていたら日本のメーカーを選択していたかもしれない。

アサヒ繊維機械が無くなると残る日本の会社は限られてくる。残る会社も同じ結末にならない事を祈っている。