Tシャツプリント方法 貼る(転写その3)
3.レーザープリンター+スクリーン印刷で作る方法
前回も書いたようにレーザープリンターではフルカラーで印刷できる事がメリットですが、デメリットとしてトナーに伸縮性はありません。
また、濃色Tシャツ用の転写紙もありますが、トリミングが必要なため手間がかかり枚数が多いと使用するメリットはありません。
そこで生まれたのが、レーザープリンターで出力したあとにシルクスクリーン印刷で白とバインダーと呼ぶ熱で溶ける糊を刷る方法です。
イメージマジックではこれをデジタル転写と呼んでいますが、他社では違う方法をデジタル転写と呼ぶ会社もあります。デジタル転写の呼び方に定義はありませんのでご注意ください。
バインダーは綿Tシャツ用や、ナイロンなどの撥水布用などバインダーを変えることで様々な素材にプリントできます。
シルクスクリーン印刷を使いますので版代がかかってしまいますので小ロットでは高くついてしまいますが、白の版とバインダーの版の2版のみのため色数が多いものではメリットがあります。
色はカラープリンターで表現するため、PANTONEやDICのカラー色番号の指定は困難です。
転写その1で書いたスクリーン印刷で版を作る方法では色も指定できますが版代の償却を考えると大ロットになります。
この方法は比較的中ロットに向いていると言えます。