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日本の展示会の残念なところ。

海外の展示会に行くと日本と海外では展示会主催者の姿勢の違いを感じる。

ビッグサイトや幕張メッセなどで開催される素晴らしい展示会もありますが、日本の展示会では残念に思う事が沢山ある。

・受付で並ばされる事は時間の無駄
招待券を持って並ぶのは時間の無駄で誰も得をしない。
事前登録しているのにも関わらず結果長い列に並ばなければいけなかったりする。
ドイツのとある展示会ではそもそも受付がない。
ネットで事前登録し自分で入場券を自身で印刷して持っていく。
入り口付近にはスポンサー名が入ったフリーのパスホルダーが置いてあり自分で取り入場券を入れる。
入り口ゲートにいるスタッフにバーコードをスキャンしてもらえれば会場に入れる。バーコードスキャンは瞬間なので混雑する事もない。
受付の人件費も削減できるだろうし、パスホルダーのスポンサーを集めれば収入を得られる。立っているだけの警備員を雇わずに済むはずである。

・名刺が無駄
なぜ名刺を2枚も出さないといけないのか不思議でならない。1枚は首から下げて1枚は出展者に渡す。主催者によってはホチキスで留められもうその名刺は使えなくなる。
ドイツの展示会ではそもそも事前登録のみなので名刺を出すこともない。
受付で渡した名刺は恐らくデータ化しているのでしょうが。。。スキャンしてデータ化するのは無駄なコストをかけているとしか思えない。
展示会によっては2枚を無駄にしている。
名刺は有効に活用したいもの。

・休憩スペース不足
遠方から来場する人は時間をかけてブースを回って1日中歩きまわる人も沢山いるはず。
ホールの外の休憩スペースは混雑し休憩するために長距離を歩いて休憩しにいき戻るためにふたたび長距離を歩いて戻ってくるという事もある。
もっとホールの中にも地下鉄にあるような省スペースで設置できるような腰掛けバーとかパイプベンチのように簡易的に休息できる場所があっても良いのではないか。

・食事
ビッグサイトや幕張メッセの常設レストランで食事するのも時間帯をずらさないと長蛇の列でどこも美味しいとは言えない。
美味しくないレストランは淘汰されていくべきでも、独占状態では美味しくしようとする必要性がなく、競争原理がはたらかない。
一部の展示会ではケータリング業者を入れている展示会もありますが
美味しい人気のケータリング業者がどんどん参加できるようになっていれば良いと思う。

・会場ブースマップ
ブースマップやパンフレットがチープ。
展示会案内のブースマップは入り口付近においてあったり、受付で配布する展示会など様々ですが、無駄に大きく見にくいものもあり広げて見るのも非常に見にくい。
来場者目線で言えば折りたたんでも使いやすいサイズや小冊子くらいにしてほしい。
またブースの会社名が文字だけだと特定の会社のブースを探すのはとても
探しにくい。
海外のブースマップでは出展社が費用を払って会社のロゴマークを入れられる。
ロゴマークであればすぐに見つける事ができ迷う事もない。
主催者も収益にもなるはず。
・情報提供
展示会では全てのブースをくまなく見る事はなかなかできないもの。
見落としする事もよくある。
出展社パンフレットでは出展社側目線で提供される情報のため書式フォーマットが均一で見にくくあまり読む気がしない。
海外では展示会の目玉やトレンドなどを記者の目線で書いた毎日10ページほどの情報紙が無償で配布される展示会もあり、その情報誌をもらうために展示会に行く動機にもなっていると思う。
 日本の展示会も時代に沿った来場者も出展社にもメリットがある展示会に変われば良いと願ってます。

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