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インクジェットプリンターのパージ

インクジェットプリンターで見えないコストとなっていたのが、パージによる捨てるインクです。
インクジェットのヘッドに気泡などが発生しインクが詰まってしまいます。この詰まりを無くすため
定期的にインクを捨ててインクが詰まらないようにしています。
詰まりが起きた場合では、インクを捨て、解消しない場合では大量にインクを捨てます。
実際どれくらい捨てるかは使い方によっても変わるため捨てるインクにかかるコストは想定せずに
購入する場合が多いのが現状です。
例えば、Tシャツ1枚の印刷に使用するインクの量は〇ccとしても、インクジェットは使用しなくてもインクは捨て続けます。
何も使ってなくてもインクはどんどん減ってお金を捨てています。
この捨てる量も1度に何cc捨てるかはメーカー毎の企業秘密で簡単には教えてくれません。

このパージによるコスト損失を減らすのが、インク循環ヘッドです。
循環させることで捨てるインクを減らし、詰まりを軽減するようになっています。
いずれは、こういった循環ヘッドが普通になると思いますが、古いインクジェットは循環タイプでないため
新しいインクジェットプリンターの設備導入ポイントはインクの排出コストをしっかり確認することも
重要です。

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